S500 日本縦断

Ｋ０用ガスケットだが今回のエンジンは社外ガスケットが取り付けて有り３層構造でセンターにスチール板にギザ加工に 両面にガスケット紙に成るが此れがオイルで剥離して燃焼室にオイルを圧送して大量にマフラーからオイルをはきだして いた様だ。燃焼室もバルブもピストンも１気筒分を大量のカーボンを取り除きシートカットを行う。 ｂ

メッキ上がりの部品を組み上げたり欠品パーツを見つけ出し組み上げたりで完成度が増して来た。もうひと頑張りで完成か。

オイル上がりの問題点を探しながらエンジンを分解する。シリンダーは問題無く矢張りシリンダーのベースパッキンからオイルを吸い上げていて スダッドボルトをオイルが登りシリンダーヘッドのガスケットから燃焼室にオイルを吸い込んでいる。此のパッキンやガスケットにも問題が有り 液体パッキンの問題も見られる。古いマシンは何人もの手がが入り其の組み立てのレベルも大きな問題を残す。ただ部品を変えただけでは 問題を解決する事はできない。

キャブのオーバーホール依頼から始まったＫ０だがオイル上がりが激しくセットアップが出来ない。 シリンダーのベースパッキンかヘッドガスケットに問題が有るのではと推理した。 取りあえず問題点を探しながらエンジンを下し分解する事にした。

茂原ファクトリーの設備を確認しながら一連の作業を行い問題点を探る。 塗装ブースの性能を確認しながらの下塗りでミスト吸引力を確認したが 高レベルの性能を確認した。設計に依り此処まで性能が上がる事に 驚きを感じる。

コロナで委縮ムードの中モトハウス　ミネギシの本部に当たる東京の事務所に自分で組み上げた パーツを持ち込み、その都度問題点を仰ぐ男がいる。此の様な時だからこそ自分を見失う事無く 其の技に磨きを掛ける事も必要なのだろうか？

レース用パーツをストリート用エンジンに組み付け更なるパワーを求めたエンジンも 其の部品の合成に何か所か問題が有り今回其の問題点を洗い出し対策を講じる 事にした。エンジンを組み上げながらの作業が続く。