S500 日本縦断

遠い昔に水没したか異常に腐食したローターを旋盤加工で表面を削り込み腐食 を取り払う。旧車エンジンは性能を追求し外装の見た目も拘る事に成る。

部分仮組後シリンダーとヘッドを組み込む。Ｃ１０５のオーバーサイズピストンで ボアアップを施しヘッドのスキッシュを加工する。

夏日の様な気と台風の様な強風でガレージの張り込んだ屋根が心配だったが 何の問題も無くダークブランを通し半分青く見える。

50年も前の話です。西伊豆の離れに渡り磯の 大物釣り、石鯛を狙い月に２回ペースで通っていました。大潮の上げ潮では波を被ってしまう根にみしょうの松、ヨウジ位のが２本目 に止まりこのままでは塩で殺られてしまうと 思いポケットに入れて持ち帰った。 その１本が無事に育ち今回茂原ラボの標高２メーターの山の中腹に植えて見ました。この 土なら大きく育つかな。

毎日の様に洋々な部品が入って来る。中にはミステリアスなパーツも有り 鑑賞に耐える様にお肌を整え腐食防止にオイルを添付し、いじったり磨いたり して遊ぶ事に成る。

驚きました。茂原ラボから以外と近い場所に親友が２年程前に手に入れ、リホーム しながら遊んでいました。入口の門は長屋門で築数百年、門の両端に部屋が有る とても素敵な場所でした。此の２年程でバイク仲間が増えて来ました。未だ未だ 仲間が増えそうです。

アメリカ製の古いグラスファイバーの椅子が持ち込まれた。イームズか どうかは分からないがゆったりしたビンテージな椅子を白色で下塗り後 アバルトカラ―で塗り上げる。傷だらけで退色した椅子も何工程で綺麗 に蘇る。

キャンデーカラーの下塗りの白色までを塗り上げる。エンジンパーツも ブラストで錆びを除去してブラックに塗り上げ。

ポリカの波板を張り込み何とか屋根らしくなって来た。この並板も重ね合わせ行くのに手順が有り半分張り込んで納得が行く物に成ったが前半分は理屈に会わないが此で良い事に しよう。

クラッチをオーバーホールして１次側クランクに取り付ける。此れでＲサイドは 完成です。

オイルシールやベアリングを交換してガスケットも新品に交換して部分的に 組み上げて行く。Ｃ１００もＣＲも全てを確認しながら最新の注意を払い組み上げ て行く。

お気に入りのマイクロが何処かに埋没したか、見つからないので部品を寄せ集め ミリとインチのマイクロメーターセット工具を制作してクランクの芯出しを行う。 此れでＣ１００のエンジンが組み立てる。

半分取り付けたアクリル板を全て取り去り茂原の強風にも負けない屋根を目指し屋根の張りを強化した。本来はアクリル屋根のカーポートをヘビーなガレージを作る事に無理が有りそれも廃材を利用して足りない分だけ購入するので中々思う様に行かず日夜悪銭苦闘が続く。