1953年3月21日名古屋で初のTTレースが行われた。 レースと言っても、一般道を使い国産オートバイの品質向上を願い行われた。 参加メーカー19社57台の参加で各メーカー3台一組でメーカー対抗レース で国、県道230キロ余りのストリートTTレースで現在では考えられない様な レースに成る。 3台一組のチーム優勝はホンダⅢEレーサー。 2位はスミタチーム3位はポニーモナーク 個人優勝は昌和SHレーサー 2位ホンダⅢEレーサー 3位ポートリーライナーレーサー 本当に古き良き時代の今ではとても考えられない様な公道公認レースで有った。 此の1953年名古屋TTレースの参加車両は全て国産部品を使用し排気量は 150cc以下全車ホーンの取り付けが義務化され、国産オートバイが急速に 進化する足がかりを掴んだレースに成り、その後国産バイクの性能は世界レベル に追いつきやがて世界を制して行く。 写真のバックルは此の名古屋TT記念バックルで有り、オークションで探し出し 本日私の手中に収まった。洋銀に白と赤色の七宝焼きで全コース233キロのコース を表しており、裏には名古屋TTの字が浮き彫りになる。当時のチープな箱入り新品 に成る。この様に関連物がドンドン押し寄せて来る。