60年の眠りから目覚める
見事にピストンに穴が開きました。そのほかのダメージは有りません。ピストン はアルゴンで修理が出来ます。 プレス圧2トンを超えました。固着ピストンを外すのにこれほど圧を掛けた事は有りません。 ヘッドのプラグホールからピストンの頭を押して見る。ピクリとも動かない。考えた。 ピストンヘッドに穴を開けプレスでピストンピンをじかに押す。此の方法だと可也、圧を 掛ける事が出来ダメージも少ない。此の方法で無事外れたピストンが下のです。 クランクを分解する。錆びやら泥やらで分解した後もローラーを取り外す のに苦労した。 スリーブの錆びが分かるだろうか。 クランクケースは上手く外す事ができた。スリーブ側からピストンを見る。かなり上の 方で止まっている。スリーブの錆びは、かなりな物だ。さてどうやってピストンを取り 外すか。思案のシドコロだ。 蛸壺なのでヘッドから分解出来ない。クランクケースから分解する。此の時点で かなりの錆びでピストンとシリンダー及びスモールエンド、ビックエンド、全て錆び で固着している。大胆かつ繊細な仕事が要求される。 取りあえずタイミングギヤー側を開けて見る。カムの状態、ギヤー、どれもコンデション は思ったよりグッドだ。