タイム ワープ。

屋上を片付け、例の日本1周時に使用したテーブルと椅子を引張り出しコーヒー
を飲んだ。台風も去り、秋風の様なすがすがしい風が微かな潮の香りを運んで来た。
目を閉じてコーヒーを飲み干す。
突如タイム ワープし忙しくテントを張っている場面に出た。1日で国道を500キロ
以上激走し、小さな港にテントを張り、テーブルと椅子を出し、コールマンのツイン
バーナーをセットしている。どうやら夕食の支度をしている様だ。テーブルの上には
水のボトルとおにぎりが3個置いてある。日没までさほど時間が無い。彼はおもむろ
に釣竿を取り出し、堤防の突端に行き、北海道で求めた万能ルアーをキャストした。
1発目からアタリ、一人で食すに十分な魚をゲットし、其れを料理し夕食のオカズ
にする様だ。ちょこまかと良く動く男だ。ツインバーナーで魚をから揚げし、隣でお湯
を沸かし、味噌汁とコーヒーをセットする。素晴らしい夕焼けの中、波をサウンドに一人で
食事をする。気が付けば満天の星空、天の川も流れ星も手が届く様に見える。
目を開けて我に返る。私は何時でも目を閉じれば過去の自分と其の場所にまるでスリーデイ
の様に鮮明な映像でタイムワープする。今日はほんの微かな潮の香りでS500で日本
1周時の日本海での一場面にワープした。凄く得をした気分に成った。

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