遠い日の思い出。3

中学生に成った僕は下町に良く有る小さな町工場を良く見て歩いた。溶接やら
塗装、大工さん、自動車屋さんにバイク屋さん。得にお気に入りは、自転車からバイク
自動車までを一人で修理しているおじさんが大好きで毎日のように通った。僕が余り近く
で仕事を見ているので、良く怒られた。
中学2年の14歳の誕生日に第1種原付許可証を取得した。此れで合法適にバイク
が乗れるので、ますますマイ、バイクゲットに拍車が掛かった。
ある日自転車屋の脇に可也くたびれたバイクが置かれていた。其れを見た瞬間僕の
体に電気が走り、2000円か3000円で要約自分のバイクを手に入れる事が出来た。
其の日から僕は学校から一目散で帰り着替えもせず、バイクの修理と改造に明け暮れた。
大した工具も持たず、鉄鋸とハンマーで、1953年型山口マルワイ スウパー、商用バイク
をレーシーなカッコ良いバイク目指しいじり倒した。其の時のバイクの写真が2枚程見つかった
ので娘にスキャナーで取り込んでもらった。 ただ切り落としたフエンダーのカット、刷毛塗りの
ペイントなど幼さが残るが時代遅れのハンドチェンジをフットチェンジにモデファイしていた。
此の2枚の写真を見ると、今でも胸がキュンとする。

今から50年ほど前、僕が中学2年の時、鉄鋸とほんのわずかな工具で作り上げた
ミネギシ号1号と言えるバイクです。
学生服を着てバイクをいじっているのが14歳の時の僕です。


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